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POST コーチ日記

子供にサッカーを習わせる前に知っておくべきこと6選

更新日:2023年3月23日

サッカー好きのお子さんを持つ親御さん必見!子供が一生モノのスポーツマンとして成長するためには、適切なサッカーチームの選択が欠かせません。そこで本記事では、習い事としてのサッカーチームの選び方から、データ分析まで徹底解説!子供の可能性を広げる最高のスタートを切りましょう!


サッカーは習い事の中でも最も人気の選択肢の一つです。その理由は、サッカーというスポーツが魅力的だということに加え、音楽系や塾と比べても金銭的な負担が少ないという特徴があるからです。


だからと言って、とりあえず近くのスクールへ通わせればいいかというと、そうではないのが難しいところ。なぜならば、サッカーというスポーツは教え方が少し違うだけで、子どもの身体面と精神面の成長速度に絶大な差が生じるからです。


たかが習い事、されど習い事。吸収力と感受性が最も高い子どもの時期に、人間としての器を大きくするも小さくするも、親の教育や „習い事の質“ 次第なのです。


そこで今回の記事では、子どもにサッカーを習わせる前に絶対に知っておくべき6つ事実を紹介します。


【目次】

  1. 何歳から始めるべきか

  2. 子どもにとってのメリット

  3. スクールとクラブの違い

  4. 指導者におけるプロとアマチュアの違い

  5. 親への負担

  6. 必要なものと費用


何歳から始めるべきか


自分の子どもは今からでは遅すぎるかも、今から入っても周りについていけなかったらどうしよう、幼稚園生くらいの年齢から始めて果たして意味があるのか…。様々な疑問が頭をよぎることでしょう。


一般的な結論は、「小学生のうちに始めるべき」です。スキャモンの発育曲線を参考にすると非常に分かりやすいですが、子どもの運動神経は、生まれてから12歳までの間に急速に発達し、その後はほとんど変化がありません。つまり、小学生のうちにどれだけ運動をさせるかでその子の運動神経が決まってしまうのです。



だからこそ、サッカーを習わせるのであれば、早ければ早い方がよく、できれば小学生のうちに始めるべき、という結論になるわけです。


ただし、運動神経は当然サッカー以外のスポーツでも発達しますので、大事なのは、小さい頃からきちんと運動させること。それさえできていれば、サッカーを始める時期は中学生以降でも問題ありません。


小学生のうちから外で遊ばず、習い事が塾、となると、運動神経の発達という点においては、お子さんが貴重な時期を棒に振っていることになります。


サッカーを始めるべき年齢に関しては、「サッカーを始めるべき年齢をデータで解説」でより詳しく解説しています。



子供がサッカーを習うことで教授できるメリット


数ある習い事の中で、あえて「サッカー」を習わせることのメリットは何なのでしょうか?野球、バスケ、水泳、ピアノ、ダンス、塾なども人気の高い習い事ですが、その中でサッカースクールに通うことのメリットを紹介したいと思います。


大前提として理解してほしいのは、スクールの理念や指導者のレベルでメリットは変わってくるということ。まずは一般論として共通するメリット、それから指導者のレベルが高いことで発生するその他の多大なメリットを解説します。


サッカーのメリット(一般論)


一般論としてのメリットは、以下の通りです。

  • 運動神経の発達

  • 協調性の向上

  • 社会的スキルの習得

サッカーの最大の特徴は、チームスポーツであることと。体を動かすという意味ではその他のスポーツと同じですが、大人数で一つの目標を成し遂げるために自分の役割を全うする、というプロセスがあることから、上記のような能力が発達します。


レベルの高い指導者にサッカーを習うメリット


さて、次はサッカースクールの中でもコーチの指導レベルが高いとどのようなメリットが生まれるのか見てみましょう。

  • 思考力の発達

  • 判断力の発達

  • 創造力の発達

  • アイデンティティの確立

まず、「指導レベルが高い」という言葉が曖昧なので、もう少し具体的に定義します。「指導レベルが高い」とは、コーチが「子どもの指導方法」を勉強していることとします。


コーチ自身がきちんと学習している、それもサッカー教育に関してはドイツなどのサッカー先進国の海外メソッドを勉強していれば尚よしです。例えばドイツでは、サッカーのプレー人口が多く、人気も断トツでNo1、社会の大事な歯車の一つとして機能しているだけに、サッカーを通じて子供を育てる研究が日々なされているわけです。


このように、サッカーだけではなく、コーチがきちんと学習する仕組みを作っているようなサッカースクールでは、子どもの「思考力」「判断力」「創造力」などを超効果的に高められるような仕組みが、プログラムされています。


言い換えれば、サッカーを習わせることにより、こういったメリットが子どもたちにあるというわけです。




スクールとクラブの違い


サッカーを習わせる前に、スクールとクラブの違いを把握しておくことはかなり重要です。次の二点が最大の違いと言えます。

スクール

クラブ

公式戦

なし

あり

セレクション

なし

あり

原則クラブチームの特徴は、プロを目指す子も通うようなハイレベルな場所です。そのためセレクションがあるケースも多く、スキルが足りない子は落とされてしまいます。※もちろんJリーグの下部組織ではなく、いわゆる「町クラブ」のようなもう少しラフなクラブもあります。


また、サッカークラブは日本サッカー協会に登録しています。そのため公式戦もあり、週末は親御さのサポートが比較的多くなります。


一方でスクールは初心者も気軽に通える敷居の低い存在です。"ザ・習い事" の感覚に近いのは確実にスクールの方でしょう。


当然、指導者のレベルもクラブの方が高い傾向にありますが、最近ではクラブを凌ぐほど質の高い指導をするスクールも現れ始めています。例えば、セレクションに受からなかった子が、クラブチーム加入を諦めきれず、そういったハイレベルなスクールに通い、最終的にセレクション合格を果たし、そこで活躍する、というシンデレラストーリーも散見されています。


また、クラブチーム内でポジションを確保するために、プラスアルファで週に一回そういったスクールへ通い差をつける、という子もいます。


サッカースクールは本当に千差万別で、親御さんからしたら良いスクールの見極めは困難を極めるでしょう。見極めのコツは、指導方法と教育理念です。次の章で詳しく解説しますが、質の高い指導者や指導方針が提示されていれば、迷わず無料体験に申し込んでみるといいでしょう。




指導者におけるプロとアマチュアの違い


習い事を教える先生もピンキリです。誰が良くて、誰が悪いというわけではないですが、指導者のプロであれば、子どもを効率的に成長させることに長けている傾向にあるのは間違いないでしょう。


指導者におけるプロとアマチュアの違いは大きく次の通りです。

  • 資格を持っている

  • 自分自身が経験者

  • 指導方法・教育を勉強している

資格を持っている


この中で「資格を持っている」というのが一番分かりやすく明確な指標です。コーチのライセンスを取得している人であれば、テストを受けているゆえに確実に一定の水準の知識を有しています。


自分自身が経験者


次に少し抽象的な指標になるのが「自分自身が経験者」です。極論、一度でも経験していれば経験者と言えますし、中・高と部活でプレーしていた人も経験者ですし、UEFAチャンピオンズリーグの出場経験がある人も同じ経験者です。


ですが、やはり上の世界を知っている人の方が深い戦術や世界のトレンドを知っている可能性が上がり、教えの質も高くなることが想像できます。また、元プロであれば人脈も広く、入ってくる情報も海外で現役でプレーする人、なんてこともあるかもしれません。ですから、スクールの代表やコーチの経験がHPに載っていれば確認してみましょう。


指導方法・教育を勉強している


「指導方法・教育を勉強している」というのは一番抽象的ではありますが、非常に大事な指標でもあります。「サッカーが上手い」と「教えるのが上手い」は完全に一線を画すものです。「良いプレーヤー」と「良い指導者」も当然ですが別物です。


つまり、指導者として情報をアップデートしているのか、サッカーを教えることはもちろんのこと、子どもを育てることを研究しているか、この辺りも可能であればチェックしてみましょう。


全ての条件がクリアしているコーチを見つけるのは至難の業かもしれません。例え見つけても少し遠いなんて可能性は十分にあります。上記の条件がそろっていないと絶対にダメというわけではないですが、チェックリストとして頭の片隅に入れておくとよいでしょう。



親への負担


習い事はさせたいが実際どんな手間が発生するのかは気になるところでしょう。共働きの家庭、片親の家庭も増える昨今、子どもには好きなサッカーを習わせたいけど、サポートしきれるのかな?と考えるのは決して悪いことではありません。


実際にサッカースクールに通わせると次のような負担が発生します。

  • 送り迎え

  • コスト

  • 怪我の対応

  • 週末に大会や試合があるときはお弁当が必要な時がある

ただし、これらが本当にサッカーを習わせたからこそ発生する負担なのか、と言われるとそうではありません。子どもは公園で遊んでいても怪我をします。コーチがいる習い事中の怪我の方がむしろ安心できます。


週末に大会や試合があるときのサポートは確かに手間かもしれませんが、子どもが家で遊んでいたとしても放っておくわけにはいかないでしょう。


送り迎えは立地や公共交通機関の都合では負担にもなり得ますが、年齢や場所によっては子供が自分で通えることもあるでしょう。


負担は確かにあるのですが、サッカーを習わせることで得られるメリットも考慮した上で総合的に判断するのが賢明です。



必要なものと費用


最後に、サッカーを習わせるときに必要なものを紹介します。子どもの年齢とプレーするレベルや環境により必要なものは異なりますが、今回は、サッカーをこれから始める初心者向けの小学生低学年までを対象に紹介します。


【絶対に必要なもの】

  • シューズ

  • ボール

予めコーチに連絡をして適切な用具を聞くと失敗はないです。もしそれができなければ、ターフと呼ばれる人工芝用のブツブツがついたシューズを買ってあげてください。スパイクという高さのあるボツボツがあるシューズは踵に負担がかかりますし、ブツブツが全くない室内用の靴では土のグラウンドだと滑り過ぎます。一番汎用性があるのがターフと呼ばれるこのタイプのシューズで、迷ったらこれを買えば大きく外れることはありません。



また、自分でまだ靴紐を結べないような子には、マジックテープのシューズがオススメです。



できれば用意したいもの

  • すねあて

  • 飲み物

  • タオル

すねあては安全面を考えるとあって損することはありません。無料体験だけでも必要かどうかは悩ましいですが、子どもの安全の責任を負う立場から述べると、どうしても「あった方がいい」が正解になります。

必ずしも必要ではないもの

  • ユニフォーム

  • ヘッドプロテクター

  • 冬用ウェア

  • リュック

  • アンダーウェア

  • 練習用具

  • キーパーグローブ

これらの物は、少なくとも無料体験を終え、子どもが継続する気になってからの購入で十分です。まずは無料体験で続くかどうかを見てみましょう。


サッカーを習わせるときに必要な物と費用はこちらの記事で深掘りしています。

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