セレクション・トレセン【サッカー解説】
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POST コーチ日記

セレクション・トレセン【サッカー解説】

ヴェルツは、スクール開校して1年が過ぎました。技術が高くなった選手やおうちの方から、クラブチームについて話を聞くようになりました。


ヴェルツならではの、国外の視点も交えて解説していきたいと思います。


今回は、「チームセレクション」「チームトレセン」


サッカーチームを探していると、トレセンやセレクションなどといった言葉を目にすると、耳にすることがあると思います。



そもそもセレクションとは?

「選択」や「選定」「選抜」といった意味です。

日本ではチームに入る際の、テストの認識で使われています。


セレクションは、特にクラブチームに入る場合に行うことが多く、チームに入団する選手を選考しています。一方、チームトレセンは地域やエリアごとの選抜を選考することが多く、地域選抜や県選抜などエリア選考と考えても良いと思います。

どのチームでもそれぞれコンセプトが異なりますが、大きな違いはどの出場する大会の違いもあります。


チームセレクション
チームセレクション

セレクションは、あくまで選別です。

合格・不合格が、上手い/下手に繋がることは一切ありません。

選手のその時点での、チームのコンセプトに合うか、合わないかそれだけです。間違っても不合格で、落ち込んだりするのはやめて下さい。

どんなに上手くてもチームの事情で不合格になることもあれば、どんなに下手でもチームのコンセプトに合えば受かることもあります。


ここから少し国外の視点から考えてみましょう。


広くサッカーが愛されている国では、サッカークラブは地域や文化に根付いています。

例えば、ドイツでは日本の学校にあるような「部活動」はなく、どの地域にもスポーツクラブが存在します。100年以上の歴史があるスポーツクラブが9万と点在していて、学校や家と異なる第3の場所としてスポーツクラブが存在しています。

われわれヴェルツは、こうした第3の環境を作るべくスタートしたスクールです。


地域スポーツ
地域スポーツ

部活文化や習い事文化がなく、各地域に多くのスポーツクラブがあるという前提の違いがあります。そのため、トレセンとセレクションは同じカテゴリで考えることができます。

その中でも特にプロのトップチームを持つクラブでは、日本同様セレクションが行われます。


大きな違いはこの文化背景だけでなく、セレクションの頻度です。

多くの選手が一度入ったチームから、別のチームへの移動を自由に行っています。


日本のように一度クラブチームに入ると、最低1年~3年は同じクラブでプレーしなければいけない雰囲気はありません。

他の引き抜かれることも、自チームに引き抜くことも、ご家族も含めて個人の意思で自由に移籍しています。


地域スポーツは、文化に根付いた強いパイプの上に広がっている強さも持っていると同時に、繋がりが強すぎて地域内で問題が起こった時にはクラブチームの移動も同時に行われる

ケースもあります。


少し話がそれましたが、大事なのはセレクションはそのセレクションを行った時点での選抜方式でしかないというのは世界共通です。

最たる例が、ワールドカップの代表選手です。各国の代表の指揮官とチームによってセレクトされたチームで、選手の良し悪しでチームを作るわけではありません。

指揮官やチームに最も適しているであろう選手をセレクトしています。


ヴェルツでは、どのクラブチームでも必要なスキルの育成とサードプレイスを目指します。


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