うわさの強いクラブチームでベンチに座る息子
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POST コーチ日記

うわさの強いクラブチームでベンチに座る息子


「ほかのチームに移動させて、プレーさせた方がいい?」

「ベンチに座ることも、大切なの?」


ヴェルツに通っている子供たちの中には、クラブチームでプレーしている生徒もたくさんいます。その中で、チームや監督の意向で、勝利主義で指導をする場合があります。そうなると、中々試合に出れないお子さんと常に出場するお子さんとで分かれます。


チームによっては、親がチームや監督に対して口を出すことが許されないチームもあるようです。

今回は、そんな疑問にいつも通り結論から答えていきたいと思います。


結論、

12歳までは、プレー時間や出場時間を重視!


です。


ベンチに座る少年たち
ベンチに座る少年たち


ベンチに座ることはいけないの?


勝つことが大事。下手な子は居場所はない。上手い子が偉い、上手くない子は偉くないというカースト制が生まれ、強い子がチームの主導権を握るチームがあります。

反対に、すべての子のプレー時間を確保することで、競争力が生まれないチームもあります。


3つに分けて、説明してきたいと思います。




1. 子供がベンチに座るチームは避けるべき?


ベンチに座ること自体は、必要なことです。客観的に自分のプレーや味方チームのプレー、相手を見るというのは大切なことです。しかし、12歳まではプレー時間が最も重要になります。特に、ゲーム(試合)の時間は大切です。


選手を入れ替えながらベンチワークができるチームや大会であれば、ベンチに座ることも成長に繋がります。ただプレー時間が確保できない場合は、今すぐにでも別のチームに行くことをヴェルツはおススメします。


これまで何度もお伝えしている通り、12歳までに子供は大きく成長します。小学校でベンチに座ることは、ヴェルツでは推奨しません。

それが例え、強いクラブチームであってもです。それよりも、身体と脳、精神をしっかりとプレーの中から成長できる環境を選ぶことをおススメします。


これが中学生や高校生年代になってくると話は変わります。

そもそも、どういった目的でサッカーをプレーしたいのか、サッカーを通して何を成長させたいかによって、選ぶチームも変わってきます。



肩を組む少年
肩を組む少年


2. 良いクラブチームでプレーさせてあげたい!


「上手な選手がいる中で、負けずにプレーしてもらいたい。」

「反骨精神を育ませてあげたい。」

「ベンチに座って悔しい想いをするのも大切。」


と言われる保護者の方もいらっしゃいます。


その保護者の願いもお子様の教育方針もわかります。しかし当然ですが、サッカーの技術だけで上達はしません。お子様の技術・身体・精神は、段階的に成長します。

成長を急速に早めたり、結果を求めることで、短期的には成長しているように錯覚するだけで、常に怪我や精神的苦痛と隣り合わせであることも忘れてはいけません。

お子様以上に、時に保護者の方が我慢強くお子様をサポートする必要があります。


プレーするのはお子様で、そのプレーから成長するのもまたお子様です。

なによりも12歳までのこの時期は、お子様が楽しく「サッカーをやりたい」という気持ちを大切に育てていくことが重要で、「相手に勝る」こと以上に、「昨日の自分に勝る」ことを応援してあげることが大切になります。


ボールで遊ぶ
ボールで遊ぶ


3. そうは言ってもやめにくい...


部活動やクラブチームに入ってしまうと、そうは言ってもなかなかやめにくいという声はよく聞きます。指導の優越や指導スタイルはたくさんあるので、プレー時間が極端に少ないということではない限り、辞める必要はないかと思います。


大事にしてほしいのは、お子様の安全です。怪我の種類にもよりますが、在籍しているほとんどの選手が怪我が頻繁に起こるようなチームは、注意が必要です。

成長を止めてしまう練習やサッカーができない身体や精神状態になってしまうのは、本末転倒です。


家族でサッカー
家族でサッカー

お子さんを守ってあげられるのは、保護者の方です。

チームの練習や試合に不満や疑問を感じたら、いつでもヴェルツのコーチにご相談下さい。


ヴェルツが部活動やクラブチームを変えさせたり、辞めさせたりを促すことはありません。あくまで、客観的にプレーヤーズファーストで、お子さんにとって

たいせつなことをアドバイスするよう心がけています。





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