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POST コーチ日記

一人でできるサッカーの練習メニュー


「家でどんな練習をさせた方がいいですか?」


ヴェルツでは、こう伝えています。

一人でも行える練習メニューは共有できますが、自主練習とはあくまでもお子さまが自主的に行う練習です。コーチや保護者から自主練習を強要することはありません。


結論、

保護者ができるのは練習の環境をつくること


です。


何度も転びながらボールを追う子供
何度も転びながらボールを追う子供


自主的に練習する光景


世界では、自主練習や早朝の練習などは一般的ではありません。それでもヴェルツは、自主的に練習をする場面を作り出したいと思っています。練習そのものよりも、自分で考え、自分で決定し、自分で練習し、自分からチャレンジするプロセスに大きな意味を持っていると信じています。では早速、自主練習をさらにひも解いていきましょう。




1. 自主練習のメニューを共有


ヴェルツでは、自主練習のメニューを共有しています。

ここで大切なのは、先ほども説明した通り、練習そのものよりも、それを自ら行動に移すかどうかです。そのため保護者の方には、共有はしていません。強制的に行うトレーニングは技術は高めることはできますが、自主性は養われません。


対象となる12歳までのお子さまには、好きなことをより伸ばすためのモチベーションの設計が必要です。

この年代ではできないことが多いですが、できるようになる瞬間や様々なリミッター(限界突破)が外れる瞬間が何度もやってきます。


「少し走ると苦しかったけど、繰り返すことで楽になる。」

「ドリブルで一人抜くことができた」

「ゴールを決めることができた」

「急にできるようになった」

これらがエネルギーとなって、次の課題へのモチベーションに繋がっていきます。


それをさらに自主的に練習する中でその経験をすると、サッカーだけでなく、様々な場面で活用することができるようになります。


では、保護者はやることはないのでしょうか?


2. サッカーの環境をつくる


もちろん保護者の方の協力なしには成り立ちません。


ヴェルツはこれまでも、保護者の方にお子様の話を聞いてもらったり、見守ってもらうことを推奨してきました。保護者の方には、


環境を作ること

を応援してもらっています。もちろん思い浮かぶように、サッカーの場所や道具も一つではあります。


自主練習をする子供
自主練習をする子供


環境は、それだけではありません。自由な時間を作ることやお子さんが今目指ししている挑戦を聞いてあげること、言語化できなかったり、勇気を出して聞けない内容をコーチに聞いてあげたりなど、お子様が持つモチベーションを自主的に練習する行動に移すためのサポートが必要になります。


ただ、絶対に避けて頂きたいのは、

自主練習を強要する

ことです。


これは一番危険です。言われて一人練習をしているときはまだ良いですが、やる気がない時に自主練習を強要された瞬間に、一気にモチベーションがなくなります。そしてそれは、楽しいものではなくなり、やがてサッカーから離れていきます。


保護者の皆さんも、幼いころに経験があることだとは思いますが、自分に必要だとはわかっていても、幼いころは気持ちだけで動いたり、動かなかったりすることは当然にようにあります。その気持ちを大切にしてあげることもまた、大切になります。



3. サッカーで自主性を伸ばす

自分で準備をするこども
自分で準備をするこども

サッカーはチームスポーツで、協調性を伸ばすこともできますが、自主性を伸ばすことができます。学校にいく準備はしないのに、サッカーに行く準備はする子はヴェルツにもたくさんいます。笑 好きなことから自主性を伸ばしてあげることは、とても有効です。サッカーに行く準備から、道具の扱い、片付け、整理など、好きなサッカーからルーティンを作り、それを学校生活や普段の外出でも活かすことができます。 大切なのは、モチベーションと自分でできるノウハウ、一人でもできるように環境を作る周りの人、強制せずにルーティン化できるようになることで、自主性が育まれていきます。


4. 出来なくてよいことを無理にやらない


最近こうした光景を見ることが多くなったので、最後に共有しておきます。今のお子さんの年代でできなくてよいことは、たくさんあります。サッカーの技術を高めていくためには、順番があります。例えば、「強いシュートを蹴りたい」というお子さまはたくさんいます。ヴェルツもその課題に適切に寄り添うため、ヴェルツストライカーコースを設立しました。


ただ「強いシュートを蹴る」→「力をつける」といった発想をしてはならず、目的を明確にヒアリングする必要があります。その結果、その子は「ゴールを決める」→「強いシュートを打つと入る」という考えを持っていることがあります。

今の年齢ですべきトレー二ングで「ゴールを決める」ことを目指し、適切な年齢とタイミングで「強いシュート」を打つための練習に移行していく必要があります。


段階的に必要な技術を磨いていきましょう。焦ることなく、疑問を感じたらいつでもヴェルツのコーチに質問してください。





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