ヴェルツでは、年間のトレーニング目標の中で毎回のトレーニングを、各チームに合わせて各コーチが作成しています。
実際のトレーニングプログラムは、不定期に会員専用グループで配信しています。実際にどのようなトレーニングのプランで練習が行われているのか見ていきましょう。
あそぶ
年中さんから小学生低学年までには、包括的で多面的な動きをメインにしたトレーニングを行っています。サッカーは、様々な動きが求められます。
そのため技術はもちろんですが、子どものメンタルはとても大きく動きに左右します。
年中さんから約3年間、サッカーそのものへの身体的・精神的な準備を行っていきます。
テクニック
小学生低学年からは、実際にサッカーの技術を学んでいきます。ここでも子供たちのサッカーに対するメンタルは大きく技術に影響します。楽しむだけでなく、競争する楽しさを感じていきます。大事なことはテクニックを教えつつも、子どもたちの創造性を大事にしてあげる必要があり、バランスをもったトレーニングが必要になります。
小学3年生までに、複数人で団体プレーができるように個人の技術を高めていきます。
サッカーの基礎
サッカーにはセオリーや原理原則があります。サッカーは判断が8割と呼ばれるほど、技術をゲームの中で再現性高く発揮する力が求められます。
そのためには、個人戦術を学んでいく必要があります。この年代では、これまでの段階を経て、学ぶことそのものに楽しさを感じている必要があります。
中学生になると、大人と同じ11人制のサッカーになります。そのため、2人と3人組の主に攻撃と守備の原則を学んでいきます。
これらを年間の中で技術➜個人戦術(個人で状況を判断する能力)を1サイクルとして、小学校4年生から3年間の3サイクルで学んでいきます。*スクールによって選手の人数が少ない場合は、その限りではありません。
実際には、個人の精神的な成長や身体的成長、技術的成長、サッカー基礎知識の成長、チームの成長に加えて、その日の体調や環境によっても大きく変化します。
これらをベースにして、各コーチが最適なトレーニングを設定しています。
ヴェルツでやらない7つのこと
ヴェルツでは上記のようにやることはありますが、やらないこともあります。
①技術的な反復練習をしない
当然、サッカーは技術を反復することで上手になります。同じ練習の意図でもバリエーションのある練習を行っています。
②技術だけに特化しない
日本では、まず基礎から応用という形があります。基礎ができなくても、応用からスタートする場合もあります。順番よりも、両方をサイクルで繰り返すことを大事にしています。
③幼少期からサッカーだけをやらない
サッカーを専門的にトレーニングする適正年齢があります。それまでは、あらゆる観点からサッカーの専門トレーニングの時間は短くしています。
④年齢でカテゴリを分けない
子供の成長には個人差があります。年齢ではなく、様々な状況や状態を判断して、選手のカテゴリ分けの決定をしています。
⑤ポジション別の練習はしない
ポジション別や個人の課題は、スクールではなく個人レッスンで特別にサポートを行っています。スクールでは行いません。
⑥チーム戦術の練習はしない
チームとして試合を中心に活動していないため、チーム戦術(チームの共通認識)などは行いません。個人戦術(複数人で攻守を行う際のセオリー)までを行います。
⑦順位のある大会は作らない
ヴェルツでは、ゲーム(試合)を大事にしています。そのため、練習では必ずゲームを行います。ヴェルツとして大会を開催していますが、順位を決定する大会は催していません。
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