「守るのが好きじゃない!」という選手の声があります。
そこでいつも選手に、「守るために守るのではなくて、攻めるために守ろう!」と声を掛けています。
現在、ワールドカップ2022も行われているので、皆さんも見ていると思います。そんなワールドカップの話を交えて話していきましょう
ワールドカップの各国の得点が生まれやすい、最も脅威となっているエリアを表しています。色が明るいピンク色になるほど脅威が高いという場所です。
ここで注目してほしいのが、日本も敗戦してしまったクロアチア、大勝利を続けているモロッコ、オランダやフランスです。
自陣のゴール前や自陣の最も深いサイドのエリア(左から右に攻めている・コートの左側に注目)が、得点の脅威エリアとなっています。
ここから伝えたいのは、得点は守備からすでに始まっているということです。
その守備の場所も相手のゴールに近い場所だけでなく、自陣のゴール近くからでも得点に繋がる守備が始まっているということです。
守備側の立場に立てば、一見攻められているように見えても、攻めさせていると捉えることができます。
このことから、テレビでサッカーを見ているときにも、例えばフランスがゴール前で守っているときは、フランスのゴールチャンスとも見て取れる。
クロアチアも自陣右側深くでディフェンスしている時には、クロアチアにゴールが生まれやすいとも言えます。
守るときも、いかにしても守り、いかに攻撃に繋げていくかがとても大事です。
ヴェルツでは、常に攻めることを考えながら守り(ディフェンス)練習をしています。
得点をあげるためにも、守り(ディフェンス)も上手になろう!
*ちなみに、モロッコとポルトガルの脅威エリアが一緒です。サッカーの専門用語でハーフスペースというゴール前の横のスペースからの得点が得意なポルトガルとその場所の守備からの得点が得意なモロッコ。結果は?
このようにサッカーを多角的に見ることができると、サッカーがより楽しくなります。
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